代表メッセージ
MESSAGE

ごあいさつ
東京港ロジオミクス株式会社を令和3年2月に設立いたしました。
経営理念はゲノムシーケンス・遺伝子解析などの技術を通じて社会に貢献することです。
当社の特徴は社員の殆どが遺伝子解析・オミクス解析に精通した技術者集団です。
これらの優れた技術を人々の生活・社会にどう結び付けるのか?が当社に課された使命だと考えています。
巷では一般的に耳にするようになってきた「遺伝子診断」というワード。
遺伝子を解析して遺伝病の罹患リスクを診断することは、ある程度の技術と設備を持っていれば可能です。
ところが、診断を受ける側の立場に立ってみると、
「あなたは今後〇〇という疾患にかかる可能性が80%以上の確率であります」
などと診断結果を説明されたところで「これからどうすればいいの?」という不安が残るだけになりがちです。
現在の遺伝子診断業界の問題点は、診断後の患者(罹患前なので患者候補?)に対するトータルケアの体制が確立されていないということです。
罹患リスクありと診断された疾患に対する適切な専門医への紹介やメンタルケアなど、遺伝子診断後にするべきことの方が多いのです。
当社は診断後のケアも含めた、遺伝子診断のトータルモデルを構築することを目標に掲げています。
現在流行中の新型コロナ感染症。
感染有無の診断に用いられるのがPCR検査です。
PCR検査法は遺伝子を扱う技術者にとってはポピュラーな検査技術です。
一口にPCR検査といってもいくつかの方法が知られており、感度・精度の面で大きなバラツキがあるのも事実です。
当社は保有する技術を生かし、4領域でのPCR反応を検査することにより高精度かつ高感度なPCR検査を提供しています。
感染の収束が一向に見えない状況の中で重要なことは、感染者を早期に発見し二次感染・クラスターを起こさないことです。
そのためのツールとなるPCR検査ですが、ここで重要になってくるのがその精度と感度です。
現在の検査法に100%のものは存在しません。
高精度・高感度と謳われる検査法でもその精度は85%程度だと言われています。
裏を返すと質の悪いPCR検査の精度は7割~5割以下のものもあると言われています。
そしてもう一つ重要なのがその価格です。
いくらいいものだと解っていても価格が高いのでは検査を受けるハードルが上がってしまいます。
当社は高精度・高感度なPCR検査を出来るだけ安価で提供することを目標としています。
重要なことは精度の高い検査をタイムリーに受けるということです。
様々な施策や宣言などにより経済活動もままならない状況の中で、高精度PCR検査というツールを有効活用して組織を自主防衛をすることが重要だと考えます。
当社はその活動の一端を高精度PCR検査の提供を通じて担っていきます。
東京港ロジオミクス株式会社
代表取締役 田中 秀明